2012/4/25 水曜日

三線のある風景101 ~親泊宗雄 作 紅紫檀 真壁型三線 蛇皮本張り スンチ(象牙歌口)~

Filed under: 三線のある風景, 紫檀, 日々つれづれ, 三線 — shiota @ 17:49:23

0040020001532.jpg親泊 宗雄(おやどまり むねお)作の美しい紅紫檀三線が和於屋三線に入荷した。宗雄氏は、巨匠 この道50余年の親泊 宗康(おやどまり そうこう)氏の息子さん。「三味線乃店 親泊宗康」2代目である。

紅紫檀=材木店では「紫檀」の一種とされている。以前、黒木=黒檀についても材木店では、ひとつの木を指すわけでは無いという事をお聞きした。これは、紫檀についても同様で、wikipediaには、「マメ科の常緑広葉樹のうち、木材として利用することのできるシタン属の樹木の総称」とある。

一説には、紅紫檀ローズウッドであるとも書かれていた。ローズウッドと言えば、ギターなどにも用いられる材であり、木目の美しさや音色の美しさではピカイチである。

この棹も紅紫檀特有のマーブル状の木目が美しい。この材を親泊宗雄氏は、美しい真壁(まかび)型に仕上げた。見ていて惚れ惚れする棹だ。この美しい棹のチーガには蛇皮本張りをつけた。歌口は象牙で仕上げている。本張りにプラスして象牙の歌口としたことで、元々澄んだ音色に音の深みが加味されている。紫檀系の音色は、非常にクリアでシャープな音が出るが、この紅紫檀は、そのクリアさにさらに深みを感じる音色に仕上がっている。

→この三線の音を聞く

●親泊 宗雄 作 紅紫檀 真壁型三線 蛇皮本張り スンチ(象牙歌口)98,000円

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2012/4/11 水曜日

三線のある風景100 ~親泊 宗康 作 八重山黒木(エーマ) 真壁型~

Filed under: 三線のある風景, 黒木, 真壁, 日々つれづれ, 三線 — shiota @ 14:13:48

wao10257t.jpg親泊 宗康(おやどまり そうこう)氏は、この道50余年の超ベテラン職人だ。棹は、ほとんど手作業で削りあげ、皮もくさびで仕上げるという昔ながらの製作方法を守っている(というより、この方法しか知らないとご本人は言う)。

そんな親泊氏が、今回セレクトした材は、八重山黒木 (エーマ)の四つ割材。八重山黒木 (エーマ)は、30数年前に伐採禁止となっており、現在では新たに八重山黒木で棹を作ることは、ほとんど不可能。八重山黒木の中でも、特に希少な「四つ割材」は、すでに枯渇してきている。

その希少な材を使って創り上げた作品が、この三線だ。

天と鳩胸にシラタが入っているが、棹の大半部分は鶉目(ウジラミ)の入った、最近ではお目にかかれないほど素晴らしい材となっている。

音色は、 透明感が有り、尚かつ力強さを感じる音色で、一つ一つの音がどこまでも遠くへ響いて行く。まるで、この棹材の故郷である八重山地方の山々や、生い茂った森や、透明度の高い海をこの三線の音色に乗って渡り歩いているような幻想に囚われる。

和於屋三線は、京都府宇治市に店舗を置くが、お近くの方は、ぜひご覧頂きたい逸品となっている。

→この三線の音色を聴く

●親泊宗康作 八重山黒木(四つ割)真壁型 蛇皮本張り  480,000円(税込み)

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2012/3/19 月曜日

三線のある風景99 ~カリン♪カリン♪カリン♪~

wao10255t.jpgカサビ塗りカリン(花梨)棹和於屋三線に入荷した。型は、真壁(まかび)型カサビ塗りとは、スンチの重ね塗りの事。深い色合いが出るのが特徴。

赤棹カリンが、深い色合いに仕上がっている。カリンは、高級棹との表現もあるが、本土の三味線でも練習用の棹はカリンであり、比較的リーズナブルな価格となっている。

しかし、その実力(響き)は、本当に素晴らしく、軽快でありながら深い音色が得られる。蛇足だが中国では、このカリン紫檀に分類するようだ。ともかく泣きの入った素朴な音色は、まさにオジーが浜辺で三線弾いてる音色!この三線を弾くと、そんな光景が頭に浮かび上がってくる。

●カリン真壁型三線 カサビ塗り 蛇皮強化張り48,000円

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2012/2/24 金曜日

三線のある風景98 ~カリン(花梨)三線 強化張り 10丁限りのお買い得価格~

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カリン三線 黒塗り棹和於屋三線に多数入荷した。黒塗り棹はやはり渋い!ここ数年、スンチ塗りと言われる透明塗りが流行したが、やはり三線の棹は黒かな?

バチを落としてみる。軽快でありながら深い音色。相反する表現であるが、カリン(花梨)材の三線を奏でた時に、いつも思うことだ。
「泣き」の音色とも表現する。どうにも曖昧な表現であるが、弾いていて飽きの来ない素朴な音である。良く響く沖縄の海辺の村で、ほのかに聞こえてくるような素朴な音だ。そして比較的価格もリーズナブル

カリン(花梨)材の三線については、よく練習用三線などといわれ 、賛否両論有ると思われるが、プロのミュージシャン(歌者)も使う棹であり、私は個人的に大好きだ。エレキギターで例えるならテレキャスターかな?(今ひとつ分らない表現をしました・・・)ともかく「泣き」の音色なのだ。

■この三線の音を聞きたい方はココをクリック

本土の三味線でもカリン材は使われるようだが、これも比較的リーズナブルな価格で販売されている。良くなる材であるけれど、価格が安いのは、恐らくはカリン材が豊富に存在しているのだろう。カリン材は、その性質上、反りが入りにくい

今回はカリン三線本体にソフトケース予備弦などを付けた7点セットとして、限定10丁限りのお買い得価格でご提供させていただきます。すべて真壁型となります。

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10セット限定!カリン三線強化張り 7点セット 35,000円(通常価格48,000円)

2012/2/2 木曜日

三線のある風景97 ~希少! ヤンバルゆし木三線入荷~

希少な、ヤンバルゆし木棹和於屋三線に入荷したのでお知らせします。
数量は5本で、大半が「」と呼ばれる芯材付近のもの。
ゆし木は、正式名称イスノキという木で、古くから家具などにも使用されてきた。

ゆし木棹には、常に「」とか「実入り」とか言う表記がついているが、これはランクととらえていただきたい。
ゆし木ゆし木(実入り)ゆしの実 という順序で高額になって行く。「」というのは芯材の事だと思っていただいて間違いない。

単なる「ゆし木」で言うと3.5万円~5万円程度。「ゆし木(実入り)だと7万円~9万円程度。「ゆしの実」となると10万円越え~30万円程度までが相場だろうか?
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↑今回入荷した、ゆし木(実)棹。クリックで拡大表示されます。
この中では、③の棹が、もっとも芯材であり、もっとも高価なものとなる。

ゆし木材ランクの見分け方カンタンで、まずは塗りの施されていない芯の部分を見ていただくと、「白い木」であれば辺境材(つまり端っこの材)。「焦げ茶色」だと芯材の部分となる。
つまり「これは、ゆし木の三線だよ!」と三線屋さんから言われたら、まずは芯を見ると、色で判別できる。茶色が濃くなるほど良い材=芯材に近くなる。
面白いモノで、同じ木から採れたでも辺境材芯材とでは、響きの差に天地ほどの違いが生じる。当然重量も全く違う芯材の方がはるかに重い。更に価格も高くなる。

高額になる理由は、一本の材から、芯材の部分がほとんど採れないからで、ましてや大木のゆし木など滅多に見られない。

ゆし木は、三線の棹材としては、沖縄本島の北部山原(やんばる)」地域のものが有名だが、むやみに伐採できない木材だ。ヤンバルゆし木は、かなり希少な材となりつつある。
最近では、比較的数の有る宮崎産のゆしも出回っている。私個人としては、沖縄よりも少しでも緯度の高い宮崎産の方が、締まっていて良く響くと思っている。
しかし、「沖縄の材で沖縄の職人が製作」した棹を考えるとき、やはり「ヤンバルのゆし木」は無視できない。

沖縄の材で沖縄の職人が製作した棹としては、他に八重山黒木エーマ黒檀のマグロ)があるくらいだろうか・・・。イッペイの木もあるがイッペイは、もともとブラジルの木で、沖縄で沢山増やされた木であることから、もともと沖縄で採れる材は、八重山黒木とゆし木くらいだと思うのだ。
(他にあったらごめんなさい・・・※紫檀縞黒檀は輸入材です)

元来、沖縄三線は黒木を使い棹を製作する。ゆし木は時として、黒木の代替え材として使用された。
世に言う名器の三線は「開鐘(けーじょー)三線」だが、この名器の中にも「ゆし木」を使った「富盛開鐘(とむーいけーじょー)」が存在している。
ゆし木の三線は、黒木に比べて暖かい音が鳴る富盛開鐘を作った名工は、恐らくは暖かい音を追求したかったのだろう。

そんな、ヤンバルのゆし木(実=芯材)で製作された。きっと暖かな響きを皆様に提供できると思っています。
この機会に、どうでしょうか?

※ゆし木棹のページ→http://www.waoya.jp/html/newpage.html?db=gcom1006&code=94

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